【留学を考えている人は必読!】こんな留学ならしないほうがマシ。残念な留学経験者が多すぎる件について。

もくじ
7割以上の語学留学生は何の成長もなく帰国する
「野間さん、私留学したいと思ってます!」
毎年必ず数人の学生から相談を受ける内容の一つです。
留学に行くことを決めた子たちには必ずこう質問しています。
「何を学びに留学に行くの?」
と。
ここで8割以上の学生からは
「語学留学に行こうと思ってます」
と、こう答えが返ってきます。
「どれくらい行くの?」
「短期なんですけど、学校が主催している留学プロジェクトで2ヶ月間の間、◯◯に行く予定です!」
・・・・と、この会話の流れ・・・本当によくあるんです。
自分にも当てはまる!と思った方、多いのではないでしょうか。
「留学に行く!」という、今まで自分が体験したことのない世界に行くという意思決定をすることは非常に重要だし成長できるポイントだと思います。
でも・・・
この会話をして留学に行った子の9割は
ほとんど何の成長もなく帰国してくる・・
これはもう間違いありません。
なぜそう思うのか、、それは
-
そもそも全く語学が習得できていない
-
海外の文化に触れ、新しい考え方に触れることで日本の素晴らしさに気づいた・・みたいなことしか言えない。
こういう子がほとんどだからです。
語学が習得出来ていない学生にはこんな人が多い!
「語学が習得できていない学生」という文章を見て、皆さんはどんな人を想像したでしょうか?
最も多いパターンは
向こうで日本人とばかり一緒にいて語学が上達しなかった人
この記事を読んでいる意識の高い方には「そんな奴いるの?」と思うかもしれません。
しかしこういう人、本当に多いんです。
本人は言わなくても、経験談などを聞くだけで「ほとんど日本人とつるんでたんだな」というのは伝わってきます。
語学がほとんど上達しなかったその言い訳のためにこういうことを言う学生もいます。
厳しく書かせて頂きます。
こういう人は話になりません。
面接の場でこの話を聞いた瞬間に私は一瞬で不合格にしていました。
折角得た貴重な機会を無駄にして、日本人とつるむことで安心感を得る。
こういう学生は社会人になっても、人との縁や仕事の場面などあらゆる貴重な機会を無駄にしてしまう可能性が大いにあるからです。
そして自ら飛び込んだ先でも日本人とつるんで安心感を得るというのは、チャレンジ精神のなさ、ストレス耐性の低さを感じざるを得ないからです。
こういう学生に限って、
留学費用は親が出しているというケースが非常に多い
ことも付け加えておきたいと思います。
次に多いパターンは
日本人と話さず英語だけの環境下に身を置いたのですが、ほとんど上達しませんでした・・
という人。
私はこういう人も面接では採用しません。
ほとんど上達しなかった(結果が出せなかった)のはなぜでしょう?
努力不足?
そもそも◯ヶ月では期間が足りなかったから?
努力は認めます。努力出来る力というのもすごく重要です。人には語学の習得能力の差もあることも承知しています。
でも社会にでたら仕事は結果で判断されるという認識が欠如しているとしか思えないのです。
その期間中に語学が習得できなかったとしても、留学から戻って語学を勉強する時間はあったんじゃないの?
海外でしか外人と話す機会はないと思っているの?
・・・と、本当に語学を習得したいと思ったら、出来るようになるまで続けることが日本に戻ったって出来るはずなのです。
上達しませんでした・・・という言葉の中には
今もそのままで上達していません
という言葉が相手に伝わっていると考えて下さい。
だって、本当に語学を頑張って自信もって語学習得したと思える人は、海外でちょっと努力してました・・・なんて幼稚な過程のアピールはしないはずですから。
語学の習得 = 英語が流暢に喋れること だと思っている人は要注意!
今までの記事を読んで、私は英語が流暢に話せるから・・と思っている人も注意が必要です。
今回の記事で一番伝えたいこと、それは
英語を流暢に話すことが出来る人がスゴイわけではない・・
ということです。
だって、英語を話せる人は世界に17億人以上もいるので・・・
日本人は英語を流暢に話すことが出来る人をカッコイイ!と勘違いする傾向が強くあります。
こういう思いで留学する学生は是非一度踏みとどまって考えて下さい。
大事なことは
英語を使って「何を話すか」
これに尽きます。
話したいことがあれば、言葉は拙くても伝わります。
それは「伝えたい」という思いを相手も汲み取って理解しようとしてくれるからです。
あなたの周りには外国からきて日本語勉強中の人はいませんか?そういう人たちが拙いなりにも必死で話をしてきたら、変な日本語だとしても理解できた経験はないでしょうか?
それと同じです。もちろん最低限の語学力が必要です。でも、本当に伝えたければ単語だけでも伝わるし、イラストを書いて説明したっていいわけです。
この
「何を話すか」
という部分が圧倒的に欠けている人が英語だけうまくなっても、それは語学を習得したとえは言えません。
この部分を勘違いして、私は語学留学して英語を話せるようになりました・・・と、内容のないことを話す留学帰りの人がどれだけ多いか。。。
それだけでスゴイ!と言って採用してくれる会社に入って本当に大丈夫ですか?
本質を理解しようとする面接官はその部分をしっかり見ています。
外資系などを受ける学生は英語に自信がある学生も多いですが、この部分が欠落している人も相当数いることを知っておくのは重要なことだと思います。
海外行った感想を話す人多すぎ・・・・
これは上述した「何を話すか」に繋がる話になるかと思いますが、
海外留学を通じて何を学びましたか?という質問に対して圧倒的に多い答え、それがコチラ。
海外の文化に触れ、今まで知らなかった考え方に触れることで日本の素晴らしさに気づきました!
・・・・・で、どうなのよ?
と問いたいわけです。
今まで知らなかった日本の良さ等に気づいたこと、それは大切なことです。
でも、
じゃぁその新しい気づきを元に、あなたはどう行動して、どういう結果を出したのですか?
この部分を喋れない学生ばかりなのです。
留学を通して何を学びましたか?という質問に馬鹿正直に何を学んだか、感想だけを答えているようでは、仕事を先取りするビジネスマンとは言えないのです。
留学に行って何を学んで、そこからどう気づきを得て、どう動いてこういう結果をだした。
最低でもこういう話が出来なければ残念な留学だったねということになると思います。
あなたも残念な留学をする予備軍?
この投稿を読んで、
私は留学しないから・・・
とか
そうだよね、何を話すかが大事だよね。
と思って結局何も行動に移さなかった人、、そういう人は残念な留学をする人を笑うことはできないかもしれません。
残念な留学、、
これを残念な◯◯となんでも置き換えて見て欲しいのです。
この記事を読むことだってそう。
残念な「記事の読み方」・・・してないですか?
どんなものからでも学んでそれを自分のものにしていこうとする姿勢がありますか?
普段からのそういった姿勢の積み重ねが、就職活動ではそのままその人の人となりとして現れます。
是非意識して、普段からの自分の行動を見つめてみて頂ければ思います。